いいから黙って抱きしめろ。

ただいまとか おやすみとか 愛しているよとか。

残るもの、残すもの。

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 ふと、この先の未来にわたしの仕事は残るだろうかと思う時がある。

 

特に最近なんかは、AIに乗っ取られるんじゃ?とか聞いたり。

 

時代は変わるけれど、いつだって良いものは残り、不要なものは淘汰されていくんじゃないかと思う。

 

 

写真を現像しながら

これとは別なのだけれど、房指輪をつくっていらっしゃる職人さんにお会いする機会に恵まれた過去を思い出した。

 

 

ちなみに房指輪は写真のように7つのアイテムが房状に付いている指輪のことで

 

王朝時代、主として貴族の婚礼の儀において使用されたと言われています。

 

嫁ぐ娘が幸せであるように、と願いが込められていて

それぞれのモチーフにはそれぞれの意味があります。

 

 

調べたのだけれど、

 

魚は食べ物に困らないように。

ザクロは子孫繁栄。

桃は不老長寿。

扇は末広がりの福。

花は彩りのある生活。

蝶は天国の使者

葉は着るものに困らないように。

 

の意味をもつそうです。

 

何だかサムシングフォーみたいだね。

 

 

職人さんには大和人のお弟子さんがいて、この道10年になったって仰ってたなぁ。

 

 

でも、職人さんの言葉でとても響いたのが

自分は歴史や文化の流れでこれを残しているから、なんにもすごいことはしてない。

みたいなことを仰ったやつ。

 

自我を出さずに、変化をさせずに

引き継ぐ、受け継ぐって

ものすごいことだなぁと感じました。

 

 

残るべきが、残っていくんだと思う。

 

 

モノも、コトも、関係性も。

 

 

伝統って、深いなぁってしみじみ感じました。

 

 

 

消費することも、必要だと思うけれど

慈しみたいものをそうできる自分でいたいなぁ。

 

 

 

なんだか今日は、とってもあたまと心を使いました。

 

でも、いい1日だったなぁ。

 

 

外に向いたり、内に向いたり

 

意識にベクトルが見えるのは良いことだと思える。

 

 

 

明日もたくさん笑っていよう。

 

 

 

今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。

 

それではきっと、また明日。