撮っているようで撮られている。
今からだいたい、5,6年くらい前、
ブライダルフォトの専門学校(と言っても個人で経営しているちいさなスクール)に通うためにわたしは上京した。
そのときの講師の方が、
「写真はカメラマンが撮っているつもりに見えて、そんなことはない。撮っているようで、こちら側が撮られている。そういうのが写真なんだよ」
と、仰っていた。のだけれど。
あの頃は、その言わんとすることがさっぱりわからなかった。
いろいろあって、一度はこの仕事を離れたりもして
最近、漸くスタートラインに立てた気がするのだけれど
この言葉が今や姿かたちを変えて 何度もわたしに
「しっかり生きろ」
と伝えてくるような気持ちになる。
丁寧な仕事は、形となってその商品に乗り移る。
お料理とかもそうだし。仕事って、いろんな形での産物のことなのかも。
対象への純度の高い愛っていうのは、結果として写り込むんだと思う。
そういう生き方をしていきたいなあ。
最近はすごく、走りたい気持ちになる。
そして同時に、少し休みたい気持ちにもなる。
自分の欲求がわかんなくなってしまうようなこの瞬間は
あんまり好きではないのだけれど
ここで踏ん張ってもがかないと
わかったふりをしてしまうことになるだろうから。
がんばる。わたしがんばる。
甘える、とは違ったニュアンスで
自分を自然に労ることができるようになりたい。
まだまだ課題の多い毎日だなあ。
今日も今日とてまとまりのないブログになってしまいました。
ごめんご。
いいから黙って抱きしめろ。ってこのブログのタイトル
付けたときのわたしはよっぽど弱ってたんだな。笑
できればあなたを抱きしめてくれるその温度が
優しい言葉ごと、あなたを包んでくれますように。
読んでくださってありがとう。
それではきっと、また明日。