いいから黙って抱きしめろ。

ただいまとか おやすみとか 愛しているよとか。

同じ空を見ている。

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信じたい気持ちが 心を強くするときがある。

 

きっと、あの人も頑張っているんだろうな。

きっといま同じ空の、同じ月を見ているんだろうな。

って

 

そうやって勝手に同じ空を見ながら

その空の下にいるあの人を思って

踏ん張れたりする夜もある。

 

 

大人になるっていうのは

「孤独だ」と自覚すること なんじゃないのかな。なんて思ったりもする。

 

どんなに長く居ても

どんなに近く居ても

 

「分かり合えない」と知っていて

でも だからこそ愛おしいと

思える人のことかもしれないな。なんて。思ったりもする。

 

 

 

むかし、遠距離恋愛をしていた頃

空に大きく輝く月を見ては その人を想い

 

「ねね、空見た?月さんきれい!」

だなんてメッセージをしては

(会いたいなあ)って気持ちを届けようとしていたな。

 

「わ、本当だ!すごいね。早く一緒にみたいね」

っていうお返事から

「ごめん。仕事してたら見そびれたよ」

なんて返しに変わってきた頃

 

きっとこの恋はもううまくいかないって気づいておきながらも

月がきれいなことを伝えずに居られなかった自分は

それでもやっぱり彼が大好きだった。

 

 

悔しいもので今でも

美しい月を見るとその人の顔が思い浮かんで来てしまう。

 

「月がキレイだよ。」を伝えてはいけない。って

その思考がわたしを囚えてしまっているからなんだろうな。

 

 

 

物や、コトに 共通の思い出が宿るとき

ニュートラルへ戻すためには

時間や意志が必要になってくると思う。

 

 

 

大人の人生はすごく孤独なものだけれど

例えばこんな夜を越えた積み重ねが

結果として「ひとり」を強くしてくれるのかもしれないな。

 

 

 

そこから月は見えますか?

 

 

 

 

同じ空を見ているあなたのことを

やさしく思い浮かべる人もきっといるはずです。

 

 

澄んだ冬空の群青のように

 

つよくなっていきたいな。

 

 

 

今日も会いに来てくださってありがとう。

 

 

 

今日は、月が、キレイだよーーーーー!!!!!

あたいはひとりで、進むかんなーーーーー!!!!

 

 

ちょっぴりおセンチな夜もあるさ。笑

 

 

それではきっと、また明日。